介護福祉士への挑戦「岡田のおばちゃん 介護職ブログ」第6回

こんにちは!ケアステ編集部です。

精神障がい者グループホームで実務経験を積みながら、「介護福祉士」取得を目指す『岡田のおばちゃん』による連載ブログの第6回。
楽しいことが大好きで、入居者さんへの愛情たっぷりの彼女ならではの視点と言葉で、グループホームでの日常の出来事や介護のお仕事の実体験をお伝えしていきます。


精神障がい者グループホームは、毎日がワクワクのアトラクション
楽しくて嬉しくて幸せすぎ。

第6回 「毎日のこと」

おはよう やえこちゃん

岡田さーん!夜勤だれ〜?

やえこちゃん、私、今、来たとこやから、夜勤、誰かわからんわ。調べるから待ってやというと
「いいよ〜」とニコニコ笑って待ってくれる。
やえこちゃんは日勤の人が来ると、夜勤の人が気になり、夜勤の人には日勤だれ?と聞いてくる。

私がシフトを見て今日は、山田さんやわと答えると
「夜勤、山田さん、山田さんやて」と何回も大きな声で繰り返す。

そしてすぐさま
「岡田さん、おかず何?」と聞いてくる。
おかずはねぇと献立表を確認してると、ニコニコ笑って待ってくれる。
おかず、お魚やわ。
「お魚?お魚やって!お魚、お魚やって!」とまたまた大きな声で繰り返す。

やえこちゃん、1の声で話してね。
今10の声やったよ。
わかった!と小さい声でささやくも、すぐに大きな声で
「岡田さん、深夜勤だれ?」と聞いてくる。
深夜勤は、山本さんよ。
「山本さん?山本さんやて!深夜勤、山本さんやて!」とまたまた大きな声で繰り返す。

私はこの間、掃除機をかけたり、トイレ掃除をしたり、ご飯を炊いたり、入浴介助をしたりしているが、やえこちゃんは、私がどこにいてても
「岡田さん!岡田さん!おかず何?夜勤だれ?深夜勤だれ?」とニコニコしながら尋ねてくる。

やえこちゃん、もう聞かなくてもわかってるでしょ?

夜勤だれやった?
「山田さん!」

深夜勤は?
「山本さん!」

おかずは?
「お魚!」

完璧やん。だからもう聞かなくてもいいよ。と言うと、やえこちゃんは、途端にとても寂しそうな顔をする。

私が困った顔をしていると、
「岡田さん、好きよ」
「岡田さん、大丈夫?」と言ってくれるから、すぐに許してしまうのだけど…

夜勤の人が来ても、夜勤だれ?日勤だれ?は止まらない。
最近は、あしたパン?と言うのも増えた。土曜日の朝のパンが楽しみらしい。

また明日もやえこちゃんの夜勤だれ?から1日が始まる。

ワークステーション

投稿者: ワークステーション

介護・福祉・医療分野の転職や派遣のお仕事をお探しの方をサポートしているワークステーション。 1984年創業以来、関西を中心に医療・福祉に携わる方と、真心を込めた”Face to Face”のおつきあいで、信頼関係の構築に努めてきました。 現場を知るために、社員が病院や福祉施設で介護の実務を経験。また、ボランティア活動として福祉施設へ音楽演奏に出かけたりと、人材の派遣や紹介だけでなく、私たちと関わったすべての人が笑顔になるサービスを目指しています。