介護福祉士への挑戦「岡田のおばちゃん 介護職ブログ」第7回

こんにちは!ケアステ編集部です。

精神障がい者グループホームで実務経験を積みながら、「介護福祉士」取得を目指す『岡田のおばちゃん』による連載ブログの第7回。
楽しいことが大好きで、入居者さんへの愛情たっぷりの彼女ならではの視点と言葉で、グループホームでの日常の出来事や介護のお仕事の実体験をお伝えしていきます。

今回は、お茶とタバコとロックをこよなく愛するエダさんのお話です。


精神障がい者グループホームは、毎日がワクワクのアトラクション
楽しくて嬉しくて幸せすぎ。

第7回 「ライター お茶」

おはようございます!エダさん。

 

エダさんは、9時前になると事務所の前で座っておられる。

 

始業前のスタッフの朝礼が終わったら、スクッと立ち上がって「タバコ」と言って片手を出される。

 

本数を確認すると、キッチンにいるスタッフに「ライター」と親指で点ける真似をされる。

 

そして庭に出て一服してからライターを返しにキッチンに来られ、すかさず「お茶」と言われる。

 

エダさんは、お茶の要求が多く、気がつくと14ℓ以上も飲んでおられる時もあり、体に良くないため、だいたい1時間に200mlとお願いしている。

 

日勤で1階の担当になると、エダさんのお茶の要求に対してのコミュニケーション能力が必要となる。

対応を間違えると、喧嘩になり、エダさんは、コップを投げるわ「こんなとこ、出て行ってやる!」と大声出されるわ、てんやわんやになる。

 

この前もそんなことがあり、状況を良くしようとエダさんの健康のことを思って言っているんだから、あと30分我慢してもらえませんかと言ったが、怒って部屋に入ってしまわれた。

 

その後、30分が経ったので、恐る恐る、お茶どうぞと部屋を訪ねると、笑顔で「あ〜と(ありがとう)」と受け取られた。

 

もう怒ってないようだし良かったなと思い、みんなエダさんのこと好きなんですよと言うと「オレは、嫌いやけどな」と、真顔で言われた。

 

うわーフラれた!と言って振り返ると

ニタニタした、いつもの穏やかなエダさんに戻っていた。

ワークステーション

投稿者: ワークステーション

介護・福祉・医療分野の転職や派遣のお仕事をお探しの方をサポートしているワークステーション。 1984年創業以来、関西を中心に医療・福祉に携わる方と、真心を込めた”Face to Face”のおつきあいで、信頼関係の構築に努めてきました。 現場を知るために、社員が病院や福祉施設で介護の実務を経験。また、ボランティア活動として福祉施設へ音楽演奏に出かけたりと、人材の派遣や紹介だけでなく、私たちと関わったすべての人が笑顔になるサービスを目指しています。